中学生の皆さま、卒業後1日目おめでとうございます! 受験まではあと少しですが、頑張ってください!

本日は清々しい良き天気になり、たくさんのご来館を頂いています。あおいくんも常に接客中で多忙です。

お雛壇と顔出しパネルは早速撤去させて頂きましたが、ラストスパート色塗り大会はいかがだったでしょうか?

昨日は中学校の卒業式が行い、南陵スタッフで学校の思い出を熱く語ってきました。
日本と少し違って、ハンガリーの卒業式は6月になっていますので、すぐに夏へ飛び込むことができて、最高に思います。夏休みは日本より長いですし、卒業後は永遠に続きそうな碧空が見えていましたが、その後残念ながら9月から(実は永遠に続いていなかったよう)厳しい現実に出迎えられたのである。

ハンガリーには大学の入学試験、卒業試験が先にありますが、高校の最後の卒業試験のための勉強はかなり苦労しました。なぜかというと試験直前はまぁまぁ勉強は頑張っていたが、やっぱり1年間、もしくは6年間の努力の無さがはっきりと目に見える形になってきたからです。

それでは少し日本には普段はない卒業に関するハンガリー習慣を紹介させていただきます。(中学校ではなく、高校で申し訳ありません。)

卒業ボールと言って、卒業する前に卒業生の舞踏会が開かれます。学校によって、規模や伝統が変りますが、私が通っていた学校はなかなか派手なイベントを開く伝統がありました(たぶんいまもやっています)。ハンガリーの民族舞踊やワルツは定番ですが、その他にクラスずつ別なダンス、他の国の民族的な踊りサルサ、サンバ、カリプソや社交ダンス的なもの、スィング、フォックストロットなど、またボーイズかガールズバンドのような振り付け、何でも有り得ます。半年前から学校の授業とは別でダンスのリハーサルがあって、長い間準備します。ダンスも大事ですが、女の子たちにとって初めてと言えるくらいお洒落できるチャンスで(日本の成人式にのように)、髪型も皆美容師さんとこ行って、ドレスも(何枚か)新しく買ってもらえるきっかけにもなります。私も靴やスーツを買ってもらえました。以下私も踊っていたイギリス風ワルツです。ここでゲームですが、実は自分もけっこう写っていますが、見つけて頂ける方に何かプレゼントをします。ゲームに参加希望の方にもちろんヒントありますので、とりえず参加することを大事にして下さい。この動画見たら青春の思い出が~!

それからもう一つ習慣があります。おそらく他のヨーロッパの国でも似たような感じですが、一応ハンガリーの文化に染めついているもので簡単に紹介します。
セレネードというのが、クラスがお世話になった先生たちを訪問する習慣です。ハンガリー年度にクラスが変らないので、転校がなければ長い間、同じ同級生、そして先生との付き合いとなります。私は6年間だったのですが、12年、8年、4年などいろんなパターンあります。クラス全員で先生のお家へ行って、まず門の前か、バルコニーの下で、留まって、皆で歌を歌います。(私のクラスは音楽は得意ではなかったので、一緒に歌える曲がほとんどなくて恥ずかしい思い出になっていますが、なんとか無事にクリアすることができました)先生を歌で喜ばせたなら、クラスがお家を攻めて行きます。先生は軽くおやつを御馳走して下さる場合もあります。

少し単純ですが、ここまで書いてもいつの間に日が暮れましたので、また次回の続きをお楽しみにして下さい。

昨日南陵のスタッフで語り合った内容のハンガリー関連まとめでした、いかがだったでしょうか。

文、写:Gyula