皆様

こんにちは。いかがお過ごしですか?

以前ハンガリー関係のイベントを南陵公民館で開催させていただいたのは少しで1年も前のこととなりますが、今回改めて7月に2回に渡りお料理教室を開かせていただこうと思います。ハンガリーにもそれなりのこだわった材料があるのですが、これからスタートするハンガリー料理教室のシリーズのコンセプトとして、できるだけ日本でも簡単に手に入る材料を使った料理を紹介していきたいです。第1回目に紹介するハンガリー料理の二品はほとんどすべての材料が普通のスーパーでも買えることができます。ハンガリー料理にはコース式というのがあって、料理の出る順番が大体決まっています。一般的なコースはスープ(1番)、主菜(2番)、ディザート(3番)という順番になります。この1番の項目にはもっとも根本的なのは日本でいうとコンソメスープ、ハンガリー語ですと(húsleves カタカナ発音:フーシュレヴェシュ)、直訳すると肉汁/ミートスープという言い方になります。
ミートスープと言っても肉がいっぱい入ってて、肉をそのまま楽しめるのではなく、肉から得た「出汁」が料理の名前の由来になります。出汁に使ったお肉の種類によって、料理の副題が変わり、更に骨からも出汁を作ることができ、「ボーンスープ」などというコンソメスープの1種類が作れます。私の両親の時代は毎日お肉食べれる時代ではなく、日曜日のごちそうとしてフーシュレヴェシュまたはほかの肉を使った料理がテーブルの上に盛られたようです。私は実際は子供のときにコンソメスープをスキップして、すぐに2番の料理だけ食べたということはよくありましたが、もうちょっと大人になってからフーシュレヴェシュの良さに気づきました。作ってみて意外と簡単なもので、ぜひ皆さんに紹介して、楽しんでいただきたいと思います。

今回の教室では(2番)までしかいかないのですが、このごちそうを表しているコンソメスープに主菜として「抑えめ」のパプリカの肉詰めを合わせました。ハンガリー料理の「コース法」(細かくは決まっていない)ではスープのコンテンツに合わせて主菜を選ぶのですが、具がいっぱいいっぱいのスープの次には同じボリューミーなものは選ばないようにします。パプリカの肉詰めといえば以前日本で流行っていたピーマンの肉詰めに似た料理ですが、味付けや感覚はハンガリーの魂を表します。ハンガリー人がよく馴染んでいて、いろんな思い出が結びついている味です。本来はハンガリーで主流のいわゆるT.V.パプリカ(詰用パプリカ)を使いますが、この度代わりに日本ではいっぱんのスーパーに発売されている「ピーマン」または「パプリカ」を使用します。
2品とも作り方は割と簡単な料理ですが、これで少しハンガリー料理の感覚を味わせていただけたらうれしく思います。

お申込みは南陵公民館と青海公民館の2館にわけて受付する予定です。

第1回目は7月2日、南陵公民館の料理室にて開催する分は6月22日から6月30日までお申込みできます。こちらは(可能であれば)南陵公民館の窓口か電話(0569-34-4748)でお申し込みいただくようお願い致します。

第2回目は7月9日、青海公民館の料理室にて開催する分は6月22日から7月2日までお申込みができます。こちらは(可能であれば)青海公民館の窓口か電話(0569-43-6622)でお申し込みいただくようお願い致します。

詳しくは以下のチラシを参考にして下さい。

Gyula