皆さまおはこんばんにちは。

夏好きの私にとっていよいよ厳しい季節になってきました。
さらに私の好きな”モータースポーツ”がシーズンオフに
入るので、2つの意味で厳しい季節と言えます。

年間を通してのチャンピオンシップに決着がつき、
新しいチャンピオンが決定します。
そしてまた来シーズンまでお別れとなるわけです。

それでもひと昔前だったら”ストーブリーグ”といって
 選手の契約更改や移籍のなどの話題で
盛り上がる季節だったのですが、近頃では
シーズン中の夏には決まってしまうように
なってしまったのでその楽しみもありません。
(早めに来シーズンの動向が決まった方が、チャンピオンシップに
集中できるという選手側のメリットはあるんですが…。)

ただそうは言っても新年明けて早々に始まる世界的なイベントもあります。

その代表といえば、みなさんもご存じ「ダカール・ラリー」。

「パリダカ」や「パリダカールラリー」といえば
ピンとくる方もいるのでは。
1979年から行われているラリーレイドと言われる競技で、
このダカール・ラリーは
「世界一過酷なモータースポーツ競技」
と言われています。
始まった当初はフランスは「パリ」からスタートして、
アフリカの「ダカール」というところがゴールだったので
「パリダカールラリー」という名前がついていました。

現在は、アフリカの情勢不安などから
場所を南米に移して競技が行われています。

競技期間は大体2週間。
1日に800kmから、長いときは1000kmほど走り
競技全体で約12000~14000kmくらいの距離を走ります。

開催当初はレースというよりは”冒険”の要素が大きかった
「ダカール・ラリー」ですが、マシンや搭載機器の進化、
資金豊富な車会社が母体となるワークスチームの参戦で
一気にレース化が進み、いまではスプリントレースのような
様相となっています。それはそれで面白いんですけどね。

そして「ダカール・ラリー」に代表される「ラリーレイド」
という競技ですが、あまり馴染みがないと思います。
1日に800kmのコースをどのように走っているのか。
ほとんどが未舗装路となり、砂漠や荒野、乾いた川や
道のない場所などがコースになるのですが、
そこにオンコースを印すコーステープなどありません。
ましてやマラソンのように先導者などあるわけもなく、
事前にコース情報もないので、試走もできません。

ではどのようにゴールまでオンコースで走るのか。

競技者はオフィシャルから渡される地図を頼りに走ります。
地図といっても特殊な地図で”コマ図”と言われるものです。

これが実際のコマ図。

 

コマ図についてはこちらに分かりやすい説明がありますので参考にしてください。

こういったコマ図を見て選手はゴールを目指すわけです。
ですので選手はその日のゴールがどこなのかは分からず
また、コースの途中には必ず通過しなければならない
チェックポイントが存在するためショートカットは出来ません。

4輪の場合は、ドライバーのほかにコマ図を読んで
ナビゲーションを担当するコ・ドライバーが一緒に乗ります。
2輪の場合はそれら全て一人で行う必要があります。
またロールゲージなどに守られている4輪とは違い
体がむき出しの2輪は、より冒険性が高いと言えるでしょう。

こういった耐久レース全般で言えることですが、
ただ速く走ればいいというわけではないということ。
特に一日に何百kmと走るラリーでは、マシンを壊さずに
無事にその日のゴールまで送り届けることが
なによりも大切なことになります。
また、ラリーではコマ図製作者の意図を読み取って
正確なナビゲーションを行うことがカギとなります。
ひとたびミスコースをすれば大幅なタイムロスとなります。
また途中でマシンが壊れても自分で直すメカニックとしての
能力も必要になってきます。

そういった総合的な能力が求められるラリー。
その世界的なイベントとなるダカールラリー。
毎年元旦(違う時もある)スタートとなります。
お正月に追いかけてみるのも楽しいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

大滝