常滑市大塚町177、ここに一軒の問題を抱えた公民館があります。
曲線と直線が有機的に絡み合った大胆なデザインが白亜に映える、常滑市青海公民館です。
この公民館が抱える問題、それは照明にありました。
築30年を超えるこの建物は構造的な問題などもあり、来館者の憩いの場となるはずのふれあいホールや図書館が、照明を付けても暗いという大きな問題を抱えていました。
明るい光の下で本を読みたい、夜遅くまで勉強したい。
そんな利用者の切なる願いに応えて、匠(業者の方)が立ち上がりました。
なんということでしょう。
床まで光の届かなかったふれあいホールに眩い光が満ちているではありませんか。
次々と蛍光管が切れていた図書館も、長寿命のLEDに変えるという匠の逆転の発想で見事に生まれ変わりました。
取り外した蛍光管をLED化していない場所に使えるようにしてくださった匠の粋な計らいも光ります。
明るさを取り戻した青海公民館は、これから夜でも明るい活気に満ちることでしょう。