皆様こんにちは。
本日は休館日となっております。明日は通常通り開館しておりますのでどうぞご利用ください。

 先日、公民館敷地内の草刈りをしようと草刈り機をだしたのですが、燃料を購入したりエンジンがなかなか掛からなかったりと草刈りの前にバタついてなかなか始められないという経験をしましたが、これがガソリンエンジンではなく電動モーターだったらバッテリー入れるだけで楽なのにと思ったりしました。

電動モーターと言えば、最近は電気自動車だったりハイブリッド車だったりと、自動車も電動化が進んでいますね。ただ、これからもどんどん電動化が進んでいくのかというと、そのあたりの課題はまだまだありそうですね。

かつてホンダ自動車の本田宗一郎が「レースは走る実験室」と言っていたように、レースという過酷な条件下で開発された様々な技術は、市販車へフィードバックされています。
例えば、パドルシフトであったり、トラクションコントロールやABSもそうですね。このおかげで自動車はより安全なものになったといえます。

そして現在、ハイブリッド車や電気自動車の様々な世界選手権が行われております。また、その流れは自動車だけではなくバイクにも現れていて、その代表となるのが毎年5月末から6月初めに行われる「マン島TTレース」です。

このレース、世界最古のバイクレースと言われている歴史のあるレースです。サーキットとは違い、閉鎖した一般道を使用するのでコース脇には民家の石壁などが存在する上、非常に高い速度(最高320km/h)に達するので転倒などした場合、ライダーが重傷あるいは死亡するケースが多いことでも有名なレースです。
それでもなお、毎年開催されるというのはヨーロッパにおけるモータースポーツへの認識の高さや、参戦するライダーに対するリスペクトが伺えると言えます。

2006年に当時の石原慎太郎都知事がこの「マン島TTレース」を模して三宅島の公道を使用したレースを開催しようとしましたが安全面での懸念から断念されていましたね。

話しを戻しますが、「マン島TTレース」で2010年から「TTzero」という電動バイクのクラスが新設されました。このクラスで2014年から無限(ホンダの子会社)が連覇を重ねていて今年勝てば4連覇となります。世界で活躍する日本のチームですので是非応援したいですね。

150年の歴史があるレシプロエンジンに比べてまだまだ歴史の浅い電動バイクなので、当然スピードは劣りますが、その分開発の余地はまだありますので電動の方が速くなる日がいつかは来ると思います。その日が楽しみですね。また、そこから市販車にフィードバックされて新たな可能性を秘めたモーターサイクルが誕生するのが楽しみです。

ただ、個人的にはレシプロエンジンの音や振動が好きだなぁ。

そんな「マン島TTレース」実際の映像をどうぞ。

 

 

 

大滝